第2番 神遣神社

神遣神社

堂内に三神石像を安置

 神遣の語源は、その昔女神達が早池峰、六角牛、石上(神)の三山に、ここから別れていったとの伝えによる。堂内には石に彫った、三人の女神像が安置されており、慈覚大師の開基という。
 伝説によれば市内東方にある、来内伊豆権現の地で、三女神が夢にまつわる母女神との約束事からそれぞれの山を得、姉妹そろってここに。真北に当たるこの地まで、およそ三〇キロ余はあろう。山道の起伏に分け入りながら、何を思いどんな会話を交わしながらの北方行だったのだろう。
 周囲全体が深い森林に覆われ、お堂前にジッとしていると、いまにも三人の女神が出てきそうな…。あまりにも静寂で、ひとりでは静けさに押し潰されるのでは。この道をそのまま北に辿れば、四キロくらいで早池峰神社に到達する。
 向う道筋には早池峰山に源流を発する、猿ケ石川上流の浄水が滔々と流れる。近くに名勝「重湍渓」があって、溢れる清流で大自然を満喫させてくれる。