第7番 伊勢両宮神社

07_01

「お神明さん」が通り名

 この地方の人は、伊勢両宮神社の名称ではピンと来ない。「お神明さん」と親しみを込めて呼んでおり、天照大神、豊受大神を祀る。最初の領主の頃に勧請されたが、阿曽沼氏の没落等で荒廃、再興と修復を経て、正徳元年(一七一一)九月現在地に還され、いまに至っている。
 正徳二年、この地に移ったことを祝って、七月一六日から十八日までの三日間、盛大に祭が執行された。終日には藩主の参内もあって崇敬を高めた。享保九年(一七二五)に八月十五、十六日に変わり、同十一年(一七二七)再び旧暦の七月に復した。戦中、戦後の一時中断はあったが、地元の人達の手で復興、待たれる例祭となっている。
 古来遠野三社の一つであり領主、町家、商人の崇拝を受け、往年奉納相撲には、近郷から多くの力自慢を集めた。九月十四、十五の八幡神社例祭には、接待宮となって、一夜の宿を提供する。

07_0207_03