第35番 應滝神社

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領主自ら建立祀る 後に村人達で再建

 藤沢川の上流深くにあり、辿り着くには容易でない。この地方を治めた、藤沢盛信の館があって、その川向に自らが祀ったという。社殿の敷地跡も見られ、周囲に大木の切り株や土台石も残っている。建物は三間(約五、四㍍)四角で、一間(一、八㍍)の拝殿口が見て取れる。
 領主が東日流に帰った後、村人達が現在の場所に、鞘堂を建てて移転した。中のお堂は当時の祠といわれている。この場所は、藤沢四十八滝の一つで、高さ四㍍位の滝があった。砂防工事が施されたときに、破壊されて消滅した。
 藤沢の滝は、市の天然記念物に指定され、最近では市が制定した遠野遺産としても登録された。幹線道路からしばらく入り込み、森林の中を進む。果てに広い空間に出るので、空想の世界にいるようだ。

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