第27番 菅原神社

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呼称「天神さま」で親しまれる

 「天神の山に祭りありてしし踊りあり、ここにのみ軽く塵たち、赤き物いささかひらめきて、一村の緑に映じたり」。ほんの一部の引用だが、『遠野物語』序文に述べている。夕暮れ近い情景の中に、著者柳田國男のどうにもし難い、旅愁への心情が溢れている。場所は、ここ菅原神社であろう。
 俗に「天神さま」と呼ばれ、附馬牛三社の一つ。教学の神であり、菅原道真公を祀る。創建は明らかでないが、旧七月二十五日の例祭日には、書道や学問上達を願っての、参詣者が引きを切らなかった。

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