遠野の観光

遠野物語と遠野の観光

sekihi 柳田国男の遠野物語序文に「路傍に石塔の多きこと諸国其比を知らず 」とあるように遠野には道端に石碑が多い。
 それは山ノ神、馬頭観音、庚神様、雷神、金比羅、念仏だったり多種多様である。
 何故このように石碑が多いのか?
 ある人によると、災害や疫病が発生したとか、禍が起きた場合に神に対してその怒りを鎮める場合などに多いとのこと。即ち遠野郷における石碑、石塔の多さとは、禍の多さに比例しているものと考えた方が良いそうである。
 また、石碑がある場所からその先は神々や魑魅魍魎、死者の魂が住むと言い、石碑がその境界線、若しくは悪霊などが入ってこないように結界を張るという意味を持つという説もあるようだ。
 そういう土地柄で生まれた遠野物語に想いを馳せながら遠野の観光地を巡って見るのも良いのかもしれない。

遠野をお遍路さんする「遠野お遍路物語」

遠野郷なればこその伝承仏、崇敬神

 「お遍路さん」の語感は、聴く人にのどかな響きで伝わる。やはり四国八十八ヵ所、あるいは三十三ヵ所の、歴史ある巡礼の地が念頭に浮かぶ。どの地方にも、信仰の対象があるように、ここ遠野郷にもいい伝えを持つ、多くの信仰の場所が息づいている。むしろ北上山系の奥深い地に開け、自然との共存なしには生きていけなかった、この地であればこその伝承仏、崇敬神が数多く護られ遺されて来た。
 この地を歩いていて、自然石に刻む路傍の石仏、信仰碑を目にすることはそれほど珍しくない。柳田国男著『遠野物語』の世界から現在なお、全国的に名を成す、石塔残存地いわれる。そして町場にも、また山道を分け入った木立の一隅にも社があり祠がある。そこには内外の人を呼んで賑う大社。地域住民のみに祀られて、ひっそり佇む仏堂など、時代の変遷を経ながら受け継いできた、人々の営みが感じられよう。
 『遠野物語』にあやかっての「遠野お遍路物語」だが、巡り歩く社やお堂は、誰にも新鮮な思いを甦らせることを疑わない。訪ねる道々には、昔の暮らしにつながる風俗にも接するだろう。溢れる自然と共に在る、遠野の里の神仏は、旅人との静かな出会いを待っている。

編者山影勝美

遠野お遍路道しるべの図
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遠野お遍路物語 詳細図
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遠野巡礼 35箇所
第1 番:伊豆神社  第13 番:程洞稲荷神社 第25 番:松崎観音堂
第2 番:神遣神社 第14 番:八坂神社 第26 番:山谷観音堂
第3 番:早池峯神社 第15 番:宇迦神社 第27 番:菅原神社
第4 番:六神石神社 第16 番:多賀神社 第28 番:鞍迫観音堂
第5 番:石上神社 第17 番:欠ノ上稲荷神社 第29 番:宮守観音堂
第6 番:沓掛観音窟 第18 番:金ヶ沢稲荷神社 第30 番:平倉観音堂
第7 番:伊勢両宮神社 第19 番:加茂神社 第31 番:山﨑観音堂
第8 番:遠野郷八幡宮 第20 番:荒川駒形神社 第32 番:畑屋観音堂
第9 番:南部神社 第21 番:巌竜神社 第33 番:赤羽根稲荷神社
第10 番:倭文神社 第22 番:金勢神社 第34 番:金毘羅神社
第11 番:駒形神社 第23 番:卯子酉神社 第35 番:應滝神社
第12 番:日枝神社 第24 番:笹谷観音堂  

遠野の観光交通情報

遠野を見て廻るのに市街地ならば徒歩で良いでしょうが、少し離れた場所になればレンタサイクルが良いでしょう。車で移動する時と目線が違うので面白いと思います。
ただし冬期間や雨が降っている時は自転車も無理ですね。体力に自信が無い人も無理です。
そんな時は、定期観光バス「遠野物語めぐり号」が良いでしょう。1日コース、午前コース、午後コースとあり、ご都合にあわせてご利用いただけます。遠野市観光協会の「交通情報」が参考になります。
もっと遠くの早池峰神社、早池峰山または土淵や小友や路線バスの無いような所もございます。その場合ご自分の自家用車かレンタカー、タクシーという手段しかなくなってしまいます。
遠野でのレンタカー
JR駅レンタカー」℡0198-62-3200
「JJR東日本レンタリース(株) 遠野営業所」℡0198-63-2515
「MMCレンタカー遠野営業所」℡0198-62-3154
「遠野観光レンタカー」℡0198-62-1375
遠野のタクシー会社
遠野交通観光タクシー
まるきタクシー
株式会社宮守交通

遠野の観光プロジェクト

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